TCG用語

 一般的なトレーディングカード用語の中でヴァイスシュヴァルツで使用するもの。
 略語が存在する場合、基本的に略していないものを掲載しています。

あ行  か行  さ行  た行  な行  は行  ま行  や行  ら行  わ行

あ行

○圧縮
 デッキ圧縮とも。
 ドローやサーチによってデッキからカードを減す行為のこと。
 ヴァイスにおいては、主にデッキからクライマックス以外のカードを減らすことを指す。
 デッキ圧縮を行うことでダメージキャンセルが起こる確率が上がるため勝敗に大きく関わる。

○アドバンテージ
 advantage=有利、好都合、利益
 数値的に利益を得た時に使用する。
 ○○アドバンテージとも言われ、手札の枚数を表すハンド・アドバンテージやライフの量を表すライフ・アドバンテージ等が
 存在する。
 例として、1枚のカードを消費してデッキからカードを2枚引いた場合ハンド・アドバンテージが+1となる。
 クロックフェイズにクロックする場合、ライフ・アドバンテージを1失う代わりに、ハンド・アドバンテージを1枚得た
 と言える。
 元はMTG用語だが、現在は様々なカードゲームで広く使われている。

○色
 カードの持つ属性。
 カードをプレイするためには色の条件がありデッキ構築をする際には注意が必要である。
 ヴァイスシュヴァルツでは、カードが4色に分けられており各色に様々な特徴がある。
 (詳しくは、「色について」で解説)

○運ゲー
 運任せゲームの事。
 デッキの構築力や、プレイングではなく運に左右される状態を指す。
 考え方によっては、ヴァイスシュヴァルツのシステム自体が運ゲーであるとも言える(ダメージキャンセル等)。
 ヴァイスシュヴァルツの最大の魅力であり欠点でもある。
 しかし、デッキ圧縮等のプレイングによって運の要素は減らすことが可能であり、運の要素が大きいからといって
 プレイングが雑でも勝てるということにはならない。

○永続効果
 条件を満たす限り、持続的に発動し続ける効果の事。
 ヴァイスシュヴァルツでは【永】と表記される。

○エラッタ
 様々な理由により、実際に印刷されているカード表記の数字、テキスト等を変更するカードのこと。

○オーバーキル  プレイヤーのライフを上回るダメージを与える行為。
 自分の強さを相手に誇示する行為であり、基本的に敬遠されるので行わないのがマナーである。
 ヴァイスシュヴァルツにおいては、ダメージが大きくなるほどダメージキャンセルが発生しやすくなる為、
 かえって自分が不利になる。

○重い
 必要とされるレベル・コストが大きくプレイが困難である事。

○オリジナルカード
 略して「オリカ」とも。
 ファンが独自に作成したカードの事。無論大会等では使用できない。
 対戦で使用する際は、相手に許可を取ってから使用するのがマナーである。

か行

○カードスリーブ
 カードプロテクターとも言う。カードを保護する為のビニール製の袋。
 対戦でカードを使用する際は傷が付きやすく、傷によってはマーキングと見なされてしまう恐れがある為、
 スリーブに入れることが推奨される。

○下位互換
 同じような効果を持つのだが、使用条件やコストの関係上他のカードよりも使い辛いカードを指す。⇔上位互換
 ただし、ヴァイスシュヴァルツにおいては色や特徴、名称によって性能がきまる部分もあり、
 基本的に完全な上位互換、下位互換は殆ど存在しない。

○カウンター
 一般的には相手の行動に対して、効果を発動させる行為やその効果のこと。
 ヴァイスシュヴァルツにおいては、相手ターンのアタックフェイズのカウンターステップに発動させる
 カードの事。

○ガチデッキ
 その時のルール、環境において大会等での勝ち抜きを目的としたデッキのこと。⇔ファンデッキ

○空撃ち
 手札の調整、場のカードの調整などを行うために対象のカードが無いにもかかわらずカードの能力を使用すること。
 例えば、自分の場にキャラがいないのにキャラのパワーを上げる効果を使うこと。
 多くのTCGでは禁止されているが、ヴァイスシュヴァルツでは認められており、ストックや手札のカードを控え室へ
 送る手段の一つとして使用できる。

○効果
 カード個々が有する、カードに記載されているゲームの進行に影響を与える固有の能力のこと。
 効果を持たないカードも存在し、バニラと呼ばれる。

○壊れカード
 単純に「壊れ」とも。
 ゲームバランスを崩すほど著しく強いカードの事。
 ヴァイスシュヴァルツにおいては、一部のカードに使用制限がかけられているがこれらのカードは
 壊れカードと言えるだろう。

○コスト
 カードを使用する際に支払う代償。
 ヴァイスシュヴァルツでは、カードの左上に「プレイに必要なコスト」テキスト欄の[ ]内に「能力を使用する為のコスト」
 が示されている。
 なお○で示されているものは、「数字の枚数だけストックのカードを控え室に送る」事を示している。

○コンセプト
 デッキのテーマ、勝ち筋の事。

○コンボ
 combination=組み合わせ
 特定の2枚以上のカードの相乗効果で単純に1枚ずつ使用した際よりも、大きな効果を得ること。
 強力な効果が期待できる反面、必要なカードを揃えなければならない為事故に繋がる恐れもある。

さ行

○裁定
 カードの文章だけだと結果がどうなるか解釈が分かれてしまうカードを発売元がどうするか判断を下したもの。

○サインカード
 カードの表面にイラストレーターや声優、開発者等の箔押しサインが入った特別仕様のカードの事。
 封入率が非常に低く、高額(数千円~数万円)で取引される。
 対戦においては、特に扱いに差はなく普通に使用可能である。

○サルベージ
 控え室にある特定のカードを手札に戻す効果の総称。
 由来は、遊戯王OCGの魔法カードの「サルベージ」。

○サレンダー
 投了。負けを認めて自発的にゲームを終わらせる行為。
 ヴァイスシュヴァルツでは、レベルが3の状態でクロックが7枚以上になるとレベルアップ処理をせずに
 試合を終了させることが多いが、これも一種のサレンダーと言える(負けが確定しているので進行上は特に問題無い)。

○サーチ
 山札から任意のカードを選び出して手札等に加える、あるいは即座に使用する効果の総称。

○事故
 初期手札を含めゲームにおいて有効に使用できないカードばかりを引くこと。広い意味でデッキがうまく回らないことを
 も指す。
 ヴァイスシュヴァルツでは、初期手札に高レベル、高コストのカードばかり来ること。

○シナジー
 synergy=相乗作用、相互作用
 元は経済用語である。⇔アンチシナジー
 特定の条件が満たされた際に自動的に発揮される、もしくはコストを支払う事で発揮できる能力のこと。
 ヴァイスシュヴァルツでは、特定のクライマックスとの組み合わせで発動する効果を「クライマックスシナジー」と言う。
 単に相性の良いカードを「シナジーする」とも言う

○シャッフル
 山札を切り混ぜる事。試合開始時や効果等で山札を参照した際に行う。
 ただし、単にシャッフルするだけでは積み込みが可能であるため、基本的にシャッフル後に相手にも軽く切り混ぜてもらう
 (これをカットと言う)のが基本である。

○上位互換
 同じような効果を持つのだが、使用条件やコストの関係上他のカードよりも明らかに強いカードを指す。⇔下位互換
 ただし、ヴァイスシュヴァルツにおいては色や特徴、名称によって性能がきまる部分もあり、
 基本的に完全な上位互換、下位互換は殆ど存在しない。

○除外
 一般的にカードが山札、場、手札、捨て札置き場のいずれかの場所からも取り除かれていること。
 ヴァイスシュヴァルツでは、「思い出」が該当する。

○スキップ
 ルールで定められたターン内における、ある一定のフェイズを飛ばすこと。

○捨て札置き場
 使用し終わったカードや、舞台でバトルに負けたカードが置かれる場所。
 ヴァイスシュヴァルツでは、「控え室」が該当する。

○制限カード
 ゲームバランスを考慮し、使用に制限がかけられたカードのこと

○ソリティア
 対戦相手に何の行動も取らせず、または対戦相手の行動を完全に無視して、自分の都合だけでゲームを進めること。
 ヴァイスシュヴァルツでは、システム上ほぼ不可能。

た行

○ターボ
 デッキ圧縮やドローソースを強化し、次々カードを引くことで常に有用なカードを確保する戦術。

○ターン
 ゲーム中プレイヤーに与えられる回の事。ターンはさらに幾つかのフェイズに分割される。

○ターンプレイヤー
 自分のターンであり、行動中のプレイヤーの事。⇔非ターンプレイヤー

○大会
 メーカーや店舗、個人が開催する大会。
 優勝の決定方法は主にトーナメント制やスイスドロー制等。
 ヴァイスシュヴァルツの大会では、デッキ構築条件が定められており、条件を満たしたデッキ
 でなければ出場することができない。

○多色
 2色以上のカードで構築されたデッキの事。⇔単色
 ヴァイスシュヴァルツでは、殆ど全てのデッキが多色デッキに分類される。
 基本的には、2色デッキが主流となっている。

○たられば
 「~したら、~すれば、強い」と言う事。
 具体的には、決まれば強力だが条件やコストが厳しすぎたり、状況が限られすぎて実用性のないコンボや戦術の事を指す。
 そう言ったコンボや戦術を決まっ「たら」、決ま「れば」強い…と蔑んで「たられば」と言う。

○単色
 1色のカードのみで組まれたデッキの事。⇔多色
 ヴァイスシュヴァルツにおける単色デッキは、色の事故が絶対に起こらない反面デッキに投入できるカードの種類が
 少なくなる欠点がある。

○チャンプアタック
 Chump Attack = 馬鹿げた攻撃、まぬけな攻撃
 パワーが負けている相手キャラに対して自らアタックを行う事。自爆特攻とも言われる。
 ヴァイスシュヴァルツでは、パワーが負けている相手キャラに対してフロントアタックを行う事を指す。
 当然バトルでは負けてしまうため、「馬鹿げた攻撃」と言われるわけだが攻撃の目的は必ずしも相手を倒す事ではない。
 特に、ヴァイスシュヴァルツではパワーが負けていてもダメージが通る上にストックが溜まるため由来通り
 馬鹿げているとは言えない。

○積み込み
 自分が有利になるようにデッキのカードの順番を不正に操作する事。
 ヴァイスシュヴァルツにおいては、クライマックスの位置を操作する事等が挙げられる。
 当然ルール違反なので、絶対に行なってはならない。

○テキスト
 カードに記載されたカードの効果、使用条件などの説明文の事。

○デッキ
 プレイヤーがカードゲームを行うために使用する複数のカードで組まれたカードの束の事。
 デッキを組むにあたってルールが定められており、ルールの範囲内であればプレイヤーは自由にカードを入れる事ができる。

○デッキ切れ
 ゲーム中に山札のカードが無くなってしまう事。
 多くのTCGでは、デッキが無い状態でドローができなくなってしまうと敗北となるが、ヴァイスシュヴァルツでは
 リフレッシュというルールがあり、デッキ切れで敗北することはない。

○デッキデス
 デッキ破壊、デッキキルとも言う。
 相手のデッキを減らし、デッキ切れによる勝利を狙う戦術の事。
 ヴァイスシュヴァルツではリフレッシュというルールがある為、デッキデスは不可能。

○デッキトップ
 デッキの一番上にあるカードの事。
 ヴァイスシュヴァルツには、トリガーというシステムがある為デッキトップは非常に重要。
 カードの効果にはデッキトップを操作する効果が存在する。

○トレード
 プレイヤー同士でカードを交換する事。
 TCG(トレーディングカードゲーム)は文字通り「交換」する事が醍醐味とされるが、トラブルの原因になることも
 あるので行う際には注意する事。

○ドロー
 山札からカードを引き、手札に加える行為のこと。

○ドローソース
 通常のドロー以外で手札を増強する効果、又はそういった効果を持つカードの事。

な行

○ネタデッキ
 勝敗よりも、使用率の低いカードを使い独自のコンボや戦術等を決めることを目的としたデッキの事。
 勝つことよりも「魅せる事」や「楽しむ事」が重視される。

は行

○バーン
 burn=焼く、焦がす
 バトルではなく、カードの効果で相手にダメージを与える行為。
 ヴァイスにおいてはバーンによるダメージにもダメージキャンセルが発生する可能性がある。

○バウンス
 bounce = 跳ね返す
 舞台にあるカードを手札に戻す効果の総称。

○バニラ(ヴァニラ)
 能力を持たないキャラのこと
 由来は、アイスクリームのバニラに何も入っていないことから。
 ヴァイスにおいては、効果を持つカードよりもパワーが高くなっている。
 また、各レベルにおいてバニラのパワーを超えられるかどうかがカードの評価に大きく影響する。

○ハンド・デストラクション
 hand destruction=手札破壊
 略してハンデスとも言う。相手の手札を減らす行為の事。
 単純に直接的なアドバンテージが取れ、ヴァイスにおいては手札のキャラでアンコールができるものもあり
 非常に強力である。

○パンプアップ
 pump up=膨らませる
 略してパンプとも言う。キャラのパワーを上げたり、効果を付加する行為の総称。
 ヴァイスでは、応援や助太刀等が該当する。

○ビートダウン
 beat down=殴り倒す
 キャラクターで殴り倒すつまり、パワーを上げてバトルを行い相手にダメージを与える事を主流
 としたデッキのこと。
 広義的に見れば、ヴァイスのデッキはほとんどビートダウンに該当すると言えるだろう。

○ピーピング
 相手の手札を確認する効果の総称。
 相手の手札の状況を確認することで今後の展開が予想でき、ゲームを有利に進めることができる。

○ピン差し
 デッキに同名カードを1枚だけ入れること。
 ヴァイスシュヴァルツではドローや回収が多いため、ピン差しのカードでも活用できる機会は多い。

○ファンデッキ
 勝敗によりも、特定のキャラを活躍させたりコンボを成立させたりと楽しむ事を目的としたデッキの事。
 ヴァイスシュヴァルツでは、「キャラ単」や「特徴単」を組むことができ、これらはファンデッキと呼ばれることが多い。

○フェイズ
 ターンの中の細かい区切りの事。
 ヴァイスシュヴァルツにおけるフェイズについては、⑤全体の流れで解説

○プレイ
 カードを手札から舞台に出すこと。

○フレーバーテキスト
 キャラの名称や、テキスト欄の上に書かれているテキスト。
 主に作品内のセリフ等が記載されているが、ゲーム中に使用されることはない。

○プロキシカード
 代用カードの事
 デッキを試行錯誤する段階で、本物のカードでは無く変わりのカードや紙で代用する。
 当然、大会では使用できずフリーでも相手に許可を取ってから使用するのがマナーである。

ま行

○マークド・カード
 カードに印(傷、切り込み、点等)を付けて裏面や側面からでもカードの種類が判る様にしたカード。
 当然反則行為であり、マークド・カードを使うことはルール違反である。
 過去にヴァイスシュヴァルツの大会でマークド・カードを使用し、失格となったプレイヤーが存在する。

○ミラー・マッチ
 同じデッキタイプのプレイヤー同時での対戦の事。
 プレイヤーの実力のみで勝敗が決まるため試合が拮抗しやすい。

や行

ら行

○ライフ
 プレイヤーの耐久力を示す数値の単位。
 基本的にライフが0になるとゲームに敗北する。
 ヴァイスシュヴァルツにライフは存在しないが、クロックが7枚でレベルアップし、レベルが4になると敗北する為、
 ライフは28でクロックはダメージを示していると言えるだろう。

○リアニメイト
 reanimate=生き返らせる、蘇生させる
 控え室から舞台へキャラをだす能力や行為の総称。
 なお、この効果で出されるキャラは、効果によって出されている(=プレイではない)為、色・コスト・レベルの条件を
 受けない。

○レアリティ
 カードの珍しさを示す度合い。
 基本的にレアリティが高いほど価値が高くなる。
 ヴァイスに存在するレアリティはC(コモン)、R(レア)、RR(ダブルレア)、RRR(トリプルレア)、SP(スペシャルレア)
 TD(トライアル)、PR(プロモーション)がある。

わ行

ワンターンキル
 1kill、ワンショットキルとも言う。
 ライフが満タンの時から、1ターンで全てライフを削り勝負を決めてしまうこと。
 ヴァイスシュヴァルツでは、システム上ワンターンキルはほぼ不可能である。