⑥その他のルール

①~⑤で紹介できなかった細かいルールを解説します。
リフレッシュ
空撃ち
ソウル
ストック
マーカー
パワー0のキャラ
トリガー紹介
応援

山札のリフレッシュ

山札が0枚になった時その時点でゲームの処理を一旦中断し、リフレッシュを行います。
控え室のカードをシャッフルし、新たな山札とします。その後、中断していた処理を再開します。
処理の終了後、山札の一番上のカードを一枚クロック置き場に置きます。
これを通称リフレッシュダメージやリフレッシュペナルティ等と呼びます。
(正確にはダメージではない為、クライマックスが出てもダメージキャンセルは発生しません)

リフレッシュとレベルアップの処理

リフレッシュとレベルアップは、他の処理に割り込む形で処理されます。
リフレッシュは山札が無くなった時点で、レベルアップはクロックが7枚以上になった時点で即座に処理します。
ただし、リフレッシュした後に山札の一番上のカードをクロックに置く処理は、割り込んだ処理を終えてから行います。
この部分が分かりにくいかと思いますが、下記の例1だと「ダメージ」の処理に割り込んでリフレッシュが行われ、
リフレッシュが終わったらダメージの処理を継続、ダメージ処理を終えてからリフレッシュダメージの処理が行われています。

例1:
山札が残り1枚の時に2ダメージを受けた場合(キャンセルなし)
①ダメージを受けたことにより山札を上から1枚めくる(1ダメージ目)
②山札が0枚になったことによりリフレッシュ処理 ← 割込み
③ダメージを受けたことにより山札を上から1枚めくる(2ダメージ目)
④山札の上から1枚をクロックに置く

ダメージ処理中に山札が無くなった場合はリフレッシュがダメージ処理に割り込みます。
リフレッシュダメージがダメージ処理の後に行われている点に注意してください。

例2:
現在あなたのクロックフェイズでクロックが6枚、山札が残り1枚。この時にクロックドローを行いたい場合
①手札を1枚クロックに置く
②クロックが7枚になったことによりレベルアップ処理 ← 割込み
③山札よりカードを1枚ドロー
④山札が0枚になったことによりリフレッシュ処理 ← 割込み
⑤山札よりカードを1枚ドロー(ドロー処理が終わり)
⑥山札の上から1枚をクロックに置く

上記の例ではクロックフェイズのドローに対してレベルアップとリフレッシュが両方割り込んでいます。
やはり、リフレッシュダメージがドロー処理の後に行われている点に注意です。

例3:
山札が残り2枚(一番下がクライマックス)の時に2ダメージを受けた場合
①ダメージを受けたことにより山札を上から順に2枚めくる(2枚目がクライマックス)
②山札が0枚になったことによりリフレッシュ処理
③ダメージキャンセルされたため、めくった2枚のカードを控え室へ置く
④山札の上から1枚をクロックに置く

上記の例ではダメージキャンセルに対してリフレッシュが割り込んでいます。
リフレッシュダメージがダメージキャンセルの後に行われている点は例1と同じです。
②と③が少々ややこしいのですが、ダメージ処理(クライマックスが出るまでカードをめくり、めくったカードを
クロックか控え室に置く処理)の合間にリフレッシュが割り込んでいます。
正確には、ダメージによってめくられたカードはダメージが確定またはキャンセルされるまでは解決領域
(宙に浮いている状態)に置かれているものと見なします。
よって、ダメージによりめくられたカードはデッキには戻らない結果となります。

例4:
山札が残り2枚、クロックが5枚の時に2ダメージを受けた場合(キャンセルなし)
①ダメージを受けたことにより山札を上から順に2枚めくる(このカードはまだ解決領域にある)
②山札が0枚になったことによりリフレッシュ処理
③解決領域にある2枚のカードをクロックへ置く
④クロックが7枚になったことによりレベルアップ処理
⑤山札の上から1枚をクロックに置く

リフレッシュとレベルアップが複雑になっており、ややこしい例です。
まず、ダメージと山札の枚数が同じなのでダメージ分のカードをめくり終わった瞬間にリフレッシュ処理が割り込みます。
その後にダメージが確定したため、クロックにカードが置かれます。
そして、クロックが7枚になったためレベルアップ処理が割込みます。
一連の処理が終わった後で、リフレッシュダメージを受けます。

これらの処理はややこしいですが、覚えておくべきなのは

1、リフレッシュとレベルアップは処理に割り込む形で即座に処理を行う
2、リフレッシュダメージは一連の処理のあとに処理を行う

この2点を覚えておけば大丈夫でしょう。

空撃ちについて

「空撃ち」とは、効果の対象がいない等の理由によって効果の処理が行えないことが明らかな状態で効果を使用することです。
例えば、舞台にキャラがいない状態でキャラのパワーを上げるイベントを使用する、等が該当します。
多くのTCGでは空撃ちは禁止されていますが、ヴァイスシュヴァルツでは空撃ちを行うことが可能です。
空撃ちを行っても普通はコストを消費するだけなので、一見無駄に見えますがストックや手札のキャラを控え室に
置くことができる場合があるので、時には有効なプレイングです。

アタックした時のソウルについて

1、ソウルはマイナスの値になることもあります。
  例えば、ソウル2のキャラでレベル3のキャラに対してサイドアタックを行った場合はソウルは2-3=-1となります。

2、フロントアタックまたは、サイドアタックを行ったが、ダメージステップ時に正面のキャラがいなくなった場合でも
  アタックの種類は変化ぜず(ダイレクトアタックにはならない)、ソウルも変化しません。
  例えば、ソウル1のキャラでレベル1のキャラにサイドアタックをしたが、ダメージステップの時には正面の相手キャラが
  舞台にいなくなっていたとしても、アタックの種別はサイドアタックのままでありソウルも1-1=0のままです。
  因みにこの場合でも、フロントアタックならば相手プレイヤーは、助太刀・カウンターを使うことができます。
  (対象となるキャラはいないので当然空撃ちとなりますが)

ストックについて

ストックは必ず新しいものから順に使用しなければならず、ストックを表にしてカードを確認することもしてはいけません。
また、控え室のキャラを参照する効果(回収やチェンジ等)は、効果を使ったことによってストックから控え室に送られた
キャラを対象とすることは可能です。(効果を使用するためのコストの支払い→効果の処理 の順で処理を行うため)

マーカー

マーカーとは、カードの効果によって山札の上から裏向きのままカードの下に置かれるカードのことです。
マーカーの枚数を参照したり、マーカーを取り除くことで発動する効果などがあります。
マーカーの付いたキャラを動かしても、マーカーはそのキャラと同時に舞台を移動します。
ただし、マーカーを持ったキャラが一度でも舞台を離れるとマーカーは全て控え室へ送られます。
(アンコールした場合も、一度控え室へ置かれてから再び舞台へ置かれるのでマーカーはなくなります。)

パワー0のキャラ

ゲーム中に何らかの効果で舞台のキャラのパワーが0以下となった場合、そのキャラは控え室へ送られます。
(舞台から控え室に送られる為、アンコールは可能です。)

トリガー紹介

…[ソウルアイコン] ソウルが+1されます。
…[カムバックアイコン] 控え室のカードを一枚手札に戻すことができます。
…[ドローアイコン] 山札からカードを一枚引くことができます。
…[リターンアイコン] 相手の舞台のキャラを一枚手札に戻すことができます。
…[プールアイコン] 山札の一番上のカードをストック置き場に置くことができます。
…[ショットアイコン] ダメージキャンセルが発生した場合、相手に1ダメージを与えます。
…[トレジャーアイコン] めくられたこのカードが手札に戻ります。
     その後、山札の一番上のカードをストック置き場に置く事ができます。
…[ゲートアイコン] 控え室のクライマックスを一枚手札に戻すことができます。

「このカードの前のキャラ」

【永】 応援 このカードの前のあなたのキャラすべてに、パワーを+500。

上記の能力を持ったキャラが後列に二枚置かれているとします。


前列中央のキャラは、二重に恩恵を受けることができます。

因みに「このカードの正面のキャラを~」といった効果もありますが、
これはその効果を持ったキャラを前列に置いた場合の正面の相手キャラを指すこととなります。
後列に置いても、特に何も起こらないので注意しましょう。

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