色について

色について

ヴァイスシュヴァルツのカードには、の四色が存在します。
各色ごとに様々な特徴が有るので、デッキ構築を行う上で参考にすると良いでしょう。
ただし、下記のものは絶対的なものでは無く、違った色の特徴を持っているカードも存在します。

黄(スピード)

主な効果   :ショット、バウンス、ソウルパンプ、自分ターンのパワーパンプ、アンコール封じ、ストック送り
クライマックス:リターンアイコン(+1、風)、ショットアイコン(+1、炎)

自分ターンのパンプ、バウンス、ショット等、攻撃的な効果が多く揃う。
パワー・ソウルを上昇させる効果が多く、自分のターン中に相手を倒しつつ大きなダメージを与えることを得意とする。
反面、相手ターン中のパワーは低くなりがちなので、そこをどうするかが課題となる。
近年は、CIP能力やクライマックススシナジーでのサーチといったアドバンテージを獲得できる効果や、アンコールを持った
キャラも増えており、手札を維持しやすくなってきている。
主な詰め手段としてはショット(ダメージがキャンセルした際に1ダメージを与える効果)が挙げられる。
キャンセルが発生した際に、自分の山札の一番上のカードを控え室に落とし、そのレベル分のダメージを与える
変則的なショット、所謂「武蔵ショット」も存在する。これらはソウルパンプやバウンスと相性が良い。

クライマックスも特徴に沿ったバウンスのものとショットのものが存在。特殊アイコンながらソウルも+1される点にも注目。
リターンアイコン(+1、風)は相手の早出しに対して非常に強く、ダイレクトアタックによるダメージアップも期待できる。
ショットアイコン(+1、炎)は、終盤戦に置いて無類の強さを発揮する。

緑(パワー)

主な効果   :パワー操作、ストックブースト、クロック送り、クロック操作
クライマックス:トレジャーアイコン(宝)、プールアイコン(袋)

ストックを消費したパワーパンプや、ストックの枚数を参照する効果が多く揃う。
相手のパワーを下げる効果も存在し、相手キャラのパワーを0にすることで間接的に除去も可能。
自分のストックの枚数を参照する効果も多く、これらはストックブーストと相性が良い。
詰め手段としては、相手キャラのクロック送りが存在する。
ほぼ例外なく条件として相手キャラをバトルでリバースしなければならないが、ヴァイスシュヴァルツにおける数少ない
確定でダメージを与えられる手段となる。

クライマックスはどちらもストックに関わるものとなっている。
プールアイコン(袋)はトリガーすればストックを+2することができる。ストック消費の激しいデッキと相性が良い。
トレジャーアイコン(宝)は手札にクライマックスを引き込みつつ、ストックにクライマックスが送られにくくできる。
クライマックスを手札に引き込みやすくなるのでソウルの上昇やシナジーの機会が増える反面、
不確定なカードがストックに送られる欠点がある。

赤(テクニック)

主な効果   :除去、控え室回収、バーン、相打ち、デッキトップ送り
クライマックス:カムバックアイコン(扉)

相手のキャラを相打ちにしたり、控え室のキャラを回収したりと汎用性の高い効果が揃う。
控え室からの回収の存在から回収戦線の維持に長け、安定性が高い。
また、デメリットや条件持ちのオーバーサイズなキャラも多く、相打ちと合わせてキャラ同士のバトルにも強い。
詰め手段としてはバーンとデッキトップ送りが存在する。
一口にバーンといっても、条件やタイミング・ダメージ量の違ったもの等様々なものが存在する。
バーンダメージは当然キャンセルされる可能性があるが、単純にダメージ量や試行回数を増やすことで相手の山札を削り、
リフレッシュを早めたりと勝ちに持って行きやすくなる。
デッキトップ送りはダメージを確定とすることのできる数少ない手段。
相手があと数ダメージでレベル4となってしまうような状況では滅法強い。
ただし、1枚山札の上においてもトリガーでソウルが上がり2点目でキャンセルといったことも考えられるので注意。

クライマックスの特殊アイコンは現状ではカムバックアイコン(扉)のみ。
控え室のキャラを1枚回収するというシンプルなものだが、アドバンテージを得られる上に選択肢があるという点で強力。
汎用性も非常に高く、赤色を採用した場合高確率で採用される。

青(アドバンテージ)

主な効果   :回復、ドロー、サーチ、相手ターンのパワーパンプ、アンコール付加、身代わり、スタンド封じ
        デッキボトム送り、強制リフレッシュ
クライマックス:ドローアイコン(本)、ゲートアイコン(+1、門)

相手ターン中のパンプや回復等、全体的に防御的な効果が揃う。
ドローやサーチで補助しつつ、相手ターンのパンプやアンコールで舞台にキャラを残しやすい。
回復効果は、他TCGでは軽視されがちだがヴァイスシュヴァルツでは「ダメージは不確定だが回復は確定」というシステム
から非常に重要であり、重宝される傾向にある。
最近はレベル3のキャラが色に関係なくCIPで回復効果を持っていることも多いものの、回復効果を持つイベントは青に多い。
ただし、試合の遅延に繋がるという理由からか多くが禁止カードとなってしまっているのが現状である。
相手ターンのパワーパンプだけでなくソウル減点の助太刀やイベント等、相手から受けるダメージ自体を軽減する手段も多い。

防御的な色という特色から、詰め手段はあまり多くない。
相手にダメージを与えるよりも、回復などで耐久しつつアタックを行なうというコンセプトだろう。
ただし、近年では強制リフレッシュ(相手の控え室のカードを2枚残しリフレッシュさせる、リフレッシュペナルティは無し)が登場した。
相手のクライマックスを2枚減らしつつリフレッシュさせることでダメージを通しやすくする擬似的な詰め手段となる。
ただし、相手の控え室にクライマックスが2枚以上なければ無意味であり、擬似リフレッシュに成功したからといって
確実にダメージが通るというわけではない点に注意。

クライマックスはどちらもアドバンテージを得られるものとなっている。
ドローアイコン(本)は、トリガー時にドローが行えるシンプルなもの。
単純にアドバンテージが得られるものの、何を引いてくるかは当然運次第となる。
カムバックアイコンと比較すると、回収不可能なクライマックスやイベントを引くことができる可能性がある点と
山札を削ることができる点で異なる。
ゲートアイコン(+1、門)は、控え室のクライマックスを回収できるというもの。
同名のクライマックスだけでなく、違うクライマックスも回収可能なためシナジー等の補助もできる。
ただし、ストックにクライマックスが送られた上に控え室のクライマックスも回収してしまうため、
リフレッシュ直前に回収を行うと2枚のクライマックスが山札に戻らなくなってしまうため注意。

紫(???)

主な効果   :特に無し
クライマックス:-

ブースターパック「ぷよぷよ」で登場した第五の色。
現状では枚数が非常に少なく、実用的ではないため考慮する必要はないだろう。

何色デッキにするか

デッキを作る際には以上の4色の中からいくつかを選択し、採用することになります。
しかし、レベル1以上のカードをプレイするには、色の条件を満たさなければならないため、
色の種類を多く入れると条件を満たすことが困難になり、事故に繋がりやすくなってしまいます。
1色のデッキにすると色に関する事故は無くなりますが、構築の幅が狭まってしまいます。
逆に、3色以上の色を採用すると、色の条件を満たせずカードがプレイできないといったことになりがちです。
以上のことから、ヴァイスシュヴァルツでは二色デッキが主流とされています。
ただし、レベル0のカードは色の条件を無視できるので色を気にせず入れられます。

三色デッキも存在しますが、構築とプレイングが難しくなります。
事故を抑えつつ多くの色を投入する方法として、「タッチ」が存在します。
これについては、デッキを組む際のアドバイスで説明します。