具体的なデッキの組み方

実際にデッキを組む流れを解説します。どのようにしてデッキを組むのか例を挙げつつ順を追ってみましょう。
本ページでは、「ネオスタンダード構築」を行う際の手順について解説しています。

例として、例1:赤黄ルイズ(ゼロの使い魔)、例2:黄赤緑音楽(ラブライブ!)の
2つのデッキを作る際の考え方を挙げております。

①デッキを組む作品を決める

ネオスタンダード構築とは作品を一つ決め、その作品のカードのみでデッキを構築するデッキ構築ルールです。
まず初めに、どの作品でデッキを組むかを決めましょう。
ヴァイスシュヴァルツには多くの作品が参戦しており、その中から自由に選ぶことができます。
どんな作品が参戦しているかは、参戦作品(ヴァイスサイドシュヴァルツサイド)で紹介しています。

例1:「ゼロの使い魔」が好きなので「ゼロの使い魔」のデッキを作る。
例2:トライアルデッキを購入して気に入ったので「ラブライブ!」のデッキを作る。

②デッキコンセプト・採用するカードを考える

具体的にどのような動きをするデッキを組むのかを決めます。
「コンセプト」と言っても、「このカードを使いたい」「~のコンボをきめたい」
「○○のサポートを活用したい」等、大まかな物で問題ありません。

まず最初に使いたいレベル3のキャラを決めてしまうと考えやすいかもしれません。
また、それらのカードと相性の良いカードやサポートできるカードを挙げ、デッキの大まかな内容を決めます。
ただし、ヴァイスシュヴァルツではカードに色が存在し、色の条件を満たさなければプレイできなくなってしまうため、
色をある程度揃える必要があります。(詳しくはカードのプレイで解説)
また、ヴァイスシュヴァルツのデッキは《特徴》を揃え、その《特徴》をサポートするものが多くを占めています。
採用するカードを考える際は《特徴》にも着目しましょう。
どんなカードがあるか分からず、何を入れて良いのか分からないと言う方は、本サイトでデッキレシピを公開しておりますので、
参考にしていただけると幸いです。

例1:特殊な条件で早出しが可能な「貴族の務め ルイズ」を軸にデッキを組む。
   早出しの条件となる「揺るぎない信頼 ルイズ」と「聖国のルイズ」を共に採用する。
   他にも、ルイズのカードが《魔法》の特徴を持っている事に着目しつつ、相性の良い「長女 エレオノール」
  「ディスペル発動!」「気丈なサイト」等の採用も検討する。

例2:ラブライブのキャラはほぼ全てが《音楽》の特徴を持つことに着目しつつデッキを考える。
  《音楽》のキャラ全体にパワーを+500しつつ集中が行える「“僕らのLIVE 君とのLIFE” 園田 海未」や、舞台の
  《音楽》の枚数に応じてパワーの上昇する「“僕らのLIVE 君とのLIFE”絢瀬 絵里」等を軸にデッキを構築する。
   他にレベル3でのダメージレースを有利に運ぶために「アイドルオタク にこ」等の採用を検討する。

③カードの枚数を決める

②で決めたカードをそれぞれ何枚投入するかを決めます。
ゲーム中にそのカードがどの程度必要になるか、複数枚手札にきても活用できるか、コスト消費が多いカードの入れすぎて
いないか、等バランスを考えながらカードの枚数を考えましょう。
基本的に消費コストが高いカードの方がパワーが高いため、そういったカードを多く入れたくなりますが、そうすると
後半でストックが足りなくなりカードがプレイできなくなる事態に陥りがちです。
そうならないように、ストック消費の少ないカードも入れてストック消費を抑えましょう。
基本的に手札に複数枚来ても困らないカードや、デッキの要となるようなカードは3~4枚採用して問題無いでしょう。

例1:「揺るぎない信頼 ルイズ」と「聖国のルイズ」は効果だけ見ても採用できるカードであり、
   「貴族の務め ルイズ」の早出しの条件にもなっているので、クロックにおきたい事を考慮してそれぞれ3~4枚採用する。
   「聖国のルイズ」はパワーが高いが、登場に1コストを要するので、登場時のコストが0の「ルイズの守り手 サイト」や
   「気丈なサイト」「キュルケ&タバサ」等も合わせてレベル1のアタッカーとして採用を検討する。等
例2:「“僕らのLIVE 君とのLIFE” 園田 海未」「“僕らのLIVE 君とのLIFE”絢瀬 絵里」は登場コストを要さず、
   複数枚手札に来ても活用できるので3~4枚ずつ採用する。
  「アイドルオタク にこ」は登場に2コスト、更に効果の使用に手札1枚と2コストが必要となるため3枚舞台に出し
   効果を使用することは困難であると予想される。
   よって4枚採用せず他のレベル3の採用を検討するか、ストックを溜めやすい構築を意識する。

④デッキを回してみる

完成したデッキを使って実際に対戦をしてみましょう。
いきなり対人戦を行なう自信がなければ、自分でデッキをもう一つ用意して一人で回してみるのも良いでしょう。
実際に何度か回してみることで、構築段階では気が付かなかった事に気が付くはずです。
デッキの問題点や改善策を発見し、構築やプレイングを見直してみましょう。

⑤デッキを改良する

デッキの問題点を発見したら、構築やプレイングを見直して改善しましょう。

例:
○ストックが無くなってしまい、カードが出せなくなってしまった。
 ストックはアタックを行うか、カードの効果で増やす事ができますが、主な手段は前者でしょう。
 アタックを多めに行うことでストック溜まりやすくなります。序盤にレベル0の前列向けキャラが手札に来ない
 場合は、枚数を増やしたりクロックドローを積極的に行うと手札に加わりやすくなります。
 レベル1のキャラの登場にストックを要求するものばかりになっている場合は消費なしで出せるものを入れてみましょう。

○手札が無くなってしまい、カードが出せなくなってしまった。
 手札がすぐに無くなってしまう場合は、クロックドローに加えてドローや回収等、手札が増える効果を持った
 カードを採用し、効果を使用する事で補うことができます。
 毎ターン相手に自分のキャラを3枚リバースされてしまうと手札は減ってゆく事になります。
 パワーパンプや舞台に残り易い効果を持ったキャラを採用する又は増やして、バトルで勝てるようにしたり
 キャラが舞台に残りやすくすることでも手札を温存しやすくなります。

○色の条件を満たせず、カードが出せなくなってしまった。
 レベル1以降のカードで3色以上の色を採用していると、色の条件を満たせなくなりがちです。
 基本的には、レベル1以降のカードは2色で構築することをお勧めします。
 3色以上採用する場合は、特にレベル1のカードに注意しましょう。
 レベル1のカードの色をできるだけ統一することで、3色採用した場合でも条件を満たしやすくなります。
 また、2色デッキの場合でもできるだけレベル1のカードの色をできるだけ揃えるとこのような事態を防ぎやすくなります。

○狙った動きができなかった。
 様々な理由が考えられますが、まずはデッキのコンセプトの要となるカードを手札に加えることが先決です。
 キーカードをマリガン・クロックせずに手札に握っておくのに加えて、それらをサーチ・回収できるカードを
 一緒に採用することで手札に来る確率を格段に上昇させることができます。
 手札に要となるカードあったものの、ストックや色が満たせなかった場合は上記も参照してください。

○クライマックスが控え室に落ちず、キャンセル率が下がってしまった。
 クライマックスが手札又はストックにクライマックスが溜まってしまうことが、控え室に落ちない原因の大半です。
 ストックに行ったクライマックスを落とすためには、ストックを消費する起動効果(特にレストを要しないもの)を
 数枚程度採用するとよいでしょう。(集中等)
 また、場合によってはルール上のアンコール[③]をうまく使うプレイングも有効です。
 手札に来たクライマックスは勿体無いからといって溜め込まず、リフレッシュまでに全て使い切るのが理想的です。
 ただ、手札にクライマックスが沢山来てしまい、使い切れないということもあります。
 そんな時は、クロックに置いたり効果のコストで手札を捨ててしまうのも手です。
 コストとして手札のカード控え室に置くことを要求するカードを数枚採用すると良いでしょう。

○相手のキャラにバトルで勝てない
 相手キャラを倒すことができないと、自分の手札が減り最終的にアタックすること自体が困難になりがちです。
 できるだけ「どうやっても倒せない」という状況にならないように、後列キャラを始めとしたサポートに加えて、
 「キャラ1枚にパワーを+1000」のような汎用性の高いサポートを数枚入れておくと良いかもしれません。
 ただし、ヴァイスシュヴァルツはダメージさえ通してしまえば勝てるゲームなので、最終局面においては
 無理に相手キャラを倒すことよりも、チャンプアタックを仕掛けてでもダメージを通すことを優先したほうが
 良い場合も少なくありません。

上記のように、デッキの問題点を発見し改善しましょう。
改善できたら再びデッキを回し、新たな問題点を発見したら改善する… といった具合に改良を重ねて
自分だけのデッキを作り上げてください。